【香港トレッキング】ランタオトレイル5、6,7,8(後編)~稜線の草原と海を行き、オリジナルコースか代替コースかの葛藤~

ランタオトレイル
実際に歩いたGPSのログ

日時:2019年5月2日
歩いたセクション:ランタオトレイルセクション5、6,7,8
時間:スタート9:00 ゴール16:00 合計7時間
行き方:MTRで東涌(トンチョン)へ、そこから大澳(タイオー)行11番のバスで深屈道口で下車
総移動距離:21㎞
スタイル:ライトハイク


↑前編はコチラ↑
これは後編。

午前中にランタオトレイルセクション6まで歩きました。
ランタオトレイルセクション7はこれまで山ばかり歩いてきたコースから一変、海を歩くコースです。時々、山もあります。セクション7の終わりも逃げ道がないのでセクション8も一緒に歩くように設定しました。

ランタオトレイルセクション7を始めましょう!
ん、ランタオトレイルセクション7の地図の横にこんな看板が。

途中私有地部分の持ち主から許可が出ていないため、人は住んでいないですが全く整備されておらず、ジャングル状態、よって半島を縦断する迂回路をとるように。と。
そんな説明書き。
地図の赤いラインがランタオトレイルセクション7で危険区域、青色が迂回ルート
香港アルプスにも同じこと書いてあったなぁ、
一人で行くな、って。
迂回するか、
行ってみるか。
分岐はまだ先なのでそこまで行ってみましょう。
この辺でもご飯食べれそうですが行ったときは開いてなかった。

集落を出て海岸沿いの舗装された山道に入ります。
海岸の工事をしていました。
トレイルも変更するのかな?
途中、キャンプ場があります。
水場も徒歩5分くらいのところにあってキャンプするには良さそう。
けど、香港の山水は上流に何があるのかわからないので、濾過または煮沸してから飲みましょう。

分岐に着きました。
注意喚起の看板が立ってます。

山に分け入るか、海側を歩くか。
持ち歩いてる香港アルプスを読み漁ります。
一人で行くなと戒めは書いてあるけど答えはありません。
ランタオトレイル初日で道に迷ってたときに教えてもらったmaps.meで道が出るか調べてみました。
出る!
これでGPSが補足できてれば迷ってもどうにかなる。
あと、トレイルの状態は行ってみて決めよう。
ダメなら引き返して山側へ行こう。
歩いていると向こうから大きいザックを背負って、木の棒を振り回してる欧米人の若者がやってきました!!
やった、道の状況が聞ける。
聞くとやっぱりランタオトレイルを逆に周ってました。
聞いてみます。
危険箇所はどうだった?

Many spider

いや、そうじゃなくて、迷わずにいける?

No problem

そして、

Many spider

そうね、そうだね。
とにかくクモが多いことはよく分かったよ。
だからクモの巣取るために木の棒持ってたのね。
行けそうなことがわかって安心しました。
ありがとう!スパイダーマン!
彼は3泊4日のキャンプでランタオトレイルを走破するんですと。

村の旗が見えてきました。

干潟に沿って歩いて行きます。
干潟の上に橋があります。
生き物観察とかしたら楽しそう。
シオマネキとかトビハゼとかいないかな。
見てみるとごみはありますが生き物の姿は見当たりませんでした。
橋を渡っているとやたら背の高い道標がありました。
トレイルの中で1番高身長です。
橋が細いので干潟に建てるしかなかったんでしょうね。

さてさて、ジャングル危険地帯に入っていきます。
どうなってるんだ?
藪漕ぎなんて久しぶり。
タイツにアームカバー。
頼りないけど露出ゼロ。不安とワクワクが止まりません。
行けども、行けども、、
道あるぞ。肩透かしか?

ん、標識に古道の文字。

こっちか!
行ってみる。
藪漕ぎきたー

欧米青年が先に通っているから楽勝だ!

と、思っていた。
道っぽくなってるから分かるけど草を分けながら進んでいく。
藪漕ぎってほどじゃない。
楽勝。

そして気付く。

Many spider。

やっぱり、木の棒を探してクルクル。
ちょっと一息入れると、膝下が蚊、蚊、蚊、蚊、蚊
蒸してて、暗くて、居心地イイよね。蚊さん。

そしてMany spider

上にはクモ、下には蚊と嫌になってくる。
けど、すぐに終わりました。
蚊にさんざん食われただけで何だったんだろう。
地図を見るとわざわざこんな道を通らなくても隣の道を行けばトレイルに合流します。
隣の道は雨の後だと水たまりが深いので靴は濡らす覚悟で行ってください。

子供たちの声が聞こえる家の前を通ってまた草むらの道へ。
道はしっかりしています。

抜けると砂浜に出ます。
キャンパーのグループが休憩していました。
ちょっと話すと湖南省からトレッキングのツアーで来ていると。
この人たちも3泊4日でランタオトレイルを縦走しているんですと。

水が確保できるキャンプ場がたくさんあるからいいなぁ。
今度は誰かとキャンプしながら来ようかな。
付き合ってくれる人いるかな?

眼下のビーチでもキャンプしています。
トレイルに沿って歩いていくとさっき見えていたビーチに出ました。
数家族のファミリーキャンプ。
廃墟の前で炊事をしてました。
すごいな、子供連れてこんな場所でキャンプするなんて!

ちょっと行くと士多(スーパー)、ビール、水と書いた壁

まさかと思い歩いていくとありました。
スーパー。
大したのは売ってないけど最低限は手に入ります。
そりゃ、ファミリーキャンプできますわ。
感心損です。

そのあとは上り返してアップダウンを楽しみ景色を堪能しながらランタオトレイルセクション7は終わります。

道事情の心配がありましたが海に山を存分に楽しめるコースでした。


そしてここも逃げ場がないのでランタオトレイルセクション8に突入します。
セクション8は引水道を歩くだけのコースなのではっきり言ってなんも楽しくないです。

好きな歌でも大声で歌いながら行きましょう。
自分と向き合うのもいいかもしれません。
私は晩御飯をどこで食べようかを必死で考えていました。
答えの出ない問答ほど楽しいものはありません。
とはいってもどこまでも続く引水道。
セクション8の引水道はトンネルの中に入ったりしながらセクション8のゴールの石壁水塘(ダム)に到着します。
私とどっちが早いか!?

で、最後の意味の分からない上りが終わるとセクション8が終わりです。
16時、終了。
疲れたー

帰りのバスはいっぱいで席無し。
これが一番辛かった。
旺角へ戻って洗濯して同じ部屋になった四川から来た女の子と話して一日終わり。
超狭いベットで今日も過ごします。

持ち物はコチラ↓

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