中国の新幹線(高鉄)の予約と乗り方~新幹線に乗るまでとにかく時間がかかるのでご注意を~

海外編

中国の新幹線は料金が安く、中国国内の主要都市をを網羅してるいるので利便性が高く、使いやすいです。まだまだ、延長してるので今後もさらに便利になるでしょう。そんな中国の新幹線の乗り方の紹介です。旅行や出張で新幹線を使うときの流れと注意点をまとめました。まぁ出張などで来る人に予約や説明をするのが面倒になったからという理由もありますが。。中国は新幹線の切符がすぐに売り切れるので予約をしてから行くことをオススメします。特に朝方と夕方はすぐに売り切れます。これはキャンセル料が安いのでみんな取り敢えず予約してしまうため。中国らしいです。

新幹線に乗るまでの流れ

  • 新幹線の予約
  • 切符の購入または発券
  • 駅舎に入る
  • セキュリティチェック
  • ホームに降りる
  • 新幹線に乗る
  • 新幹線から降りる

当り前の流れですが、日本との違いはそれぞれのポイントで身分証明書の確認をしたりしないといけません。飛行機に乗るようなイメージです。
※記事は深圳北站を参考に書いています。

新幹線の予約

中国の決済手段を持っている人は「中国鉄路12306」というアプリが検索から予約までできるので便利です。予約すると予約番号がもらえるのでそれを使って発券するだけです。私も使っていますが携帯の画面だと上の方にちっちゃく書いてあるだけなので注意して見ましょう。登録している携帯番号にショートメールが届くのでそれを見せても大丈夫です。また、夜の何時か忘れましたが、、深夜は予約システムが止まります。前日に予約するときは翌日の5時か6時まで予約が取れているか分からないので最悪予約できていないと覚悟を決めて駅に向かいます。当日キャンセルや変更する人もたくさんいるので望みは捨ててはいけません。中国に友人や関係者がいる場合はパスポート情報を知らせれば予約してくれるかもしれませんね。


中国の決済手段を持っていない、頼れる人がいない人はウェブサービスから予約するしかないです。Trip.comなどあるので調べて予約しましょう。電子手続きは日本より進んでいる中国です。予約番号さえ手に入れば何とかなります。電車に乗り遅れなければですが。予約からの動きはTrip.comがわかりやすく書いてあったのでリンクを付けておきます。
https://jp.trip.com/trains/how-to-collect-the-train-tickets.html/

切符の購入または発券

※当日切符を新幹線の駅で購入、発券する方法を紹介します。
なにはともあれ、切符を買わないと新幹線には乗れません。案内看板で售票处を探しましょう。

售票处に着いたら售票と書いてある窓口に並びます。他にも改签(時間の変更)退票(キャンセル)学生票(学生用)などありますがそれぞれ専用の窓口となるため対応してくれない時があるので注意しましょう。

順番が来たら目的地までの切符の購入または発券をします。購入の場合は行き先と日にちを言うと空いている新幹線の時間を教えてくれます。候補はモニターに出るため、指差すか、新幹線の番号を言えばOKです。パスポートとお金を渡せば切符をもらえます。発券の場合は予約番号とパスポートを渡せば、係りの人が本人確認をしてくれて切符をくれます。

注意点
窓口は購入済みの切符の変更、取消、購入もやっているので繁忙期はすごい人が並びます。通常でも大きい駅は並びます。私の感覚ではだいたい15分くらい。1番並んだ時で45分かかりました。その時は流石に出発の時間があったので前の人を抜きました。なので、時間に余裕を持っていくようにましょう。最悪、ギリギリになってしまった場合は”不好意思、没有時間(ブーハオイースー、メイヨースージエン)=ごめん、時間無い” と言って謝りながらグイグイ前の人を追い抜いて行きます。たまに怒られますが、だいたい許してくれます。このあたりは中国の懐の大きさだと思います。もちろん、逆に抜かれることもあるので、持ちつ持たれつで優しく譲ってあげます。特に子供連れや老人には譲ってあげましょう。そのあたりは中国の文化かな。あきらかに逆手に取って利用してる人もいて腹が立ちますがw全体的に並ばない中国のイメージとは違い、みんな順序良く並んでいます。


中国人は自動券売機で発券できるのでほとんど並ばずに発券できてしまいます。自動券売機は中国のIDを持っている人専用でパスポートでは使えないので中国の案内人や友達と一緒に並ばないようにしましょう。買えずに焦るだけです。


安心が欲しければ事前に発券しましょう
各鉄道駅や乗車券代理販売所で引き換えが可能です。鉄道駅では違う駅から出発する電車や新幹線の発券ができます。また、街中には乗車券代理販売所もあるのでそっちの方が便利かも。手数料で5元?くらい取られます。中国の地図アプリなどで「火车票代售」と調べれば出てくると思います。予約発券もできるので中国に滞在中に利用するならオンラインでやるより安心ですね。

予約した新幹線の時間を変更できます
帰りなど予定が早く片付いて予約していた時間より早く移動したいときもありますよね。そんな時は改签と書いてあるゲートに行きます。そこで改変早(ガイビエンザオ)とか言えば席が空いていれば手数料無しで変更してくれます。

駅舎に入る

入口を探します。看板に进站(入口)と書いてあるのですぐに見つかるでしょう。

駅舎に入るにも身分証の確認と切符の確認があるため、ゲートに並びます。

外人はやっぱり自動ゲートが使えないので有人ゲートに並びます。だいたい入口の端の方にあるので探しましょう。人工验证通道と書いてあるのがそれです。

※場所によっては自動化ゲートが使えます。現地で確認してみてください。このような自動ゲートがあればパスポートでも使えます。


ここでも日や時間によっては並んでいて時間がかかるため気を付けましょう。発券よりは時間はかからないですがゲートが1つしか開いてないときは人が集中するのでご注意下さい。


窓口の人にパスポートと切符を渡しましょう。

セキュリティチェック

そのまま荷物チェックをします。余程混んでいないときでなければスムーズに行けます。ボディーチェックもあります。飛行機さながらです。

駅舎に入る

駅舎に入ると電光掲示板があり、自分の乗る新幹線を探します。


ゲート番号が書いてあるので近くの待合所で待ちます。コンビニやファーストフードのお店が入ってることが多いので時間を潰しましょう。


トイレもあるので我慢できない人は行きましょう。紙が無い可能性があるので行く前にコンビニでティッシュを買いましょう!


さすが中国、電動マッサージチェアも置いてます。しかもかなりの量。電子マネーしか使えないのでご注意を。携帯の充電も出来ます。

ホームに降りる

自分の新幹線のゲートに着いたらホームに降りるのにまた並びます。ここのゲートは出発の15分前に開いて、出発の4分前に閉まります。なので、日本の様に駆け込み乗車はできませんのでご注意を。

更にここでも外人は有人ゲートしか行けません。人工验证通道を探します。やっぱり端にあると思うのでそっちに行きます。ここは子供も使うので賑やかですが自動ゲートより人が少ないのでちょっと優越感を味わえます。中国人も使用可能ですがいつも大人は並んでいないので何かあるのかな?

※場所によっては自動化ゲートが使えます。現地で確認してみてください。このような自動ゲートがあればパスポートでも使えます。

新幹線に乗る

ホームに降りれば、あとは新幹線に乗るだけです。自分の切符の車両番号と座席の確認をして新幹線に乗ります。ホームがとても長いので、ホームに着いたあと最初に行く方向は間違えないようにしましょう。


新幹線に乗り込んだら指定の座席へ。しかし、自分の席に知らない中国人が座ってることは多々あります。それはカップルや家族で近くの席がいいからと言う、自己中心的かつ悪気のない理由です。なので、先に座ってる人がもともと予約していた席を教えてもらってそこに座れば大丈夫です。抜き取りで車掌が切符のチェックをしますが席まで見られることはなく、切符を持っていれば問題ありません。予約した席が良ければ言えば退いてくれます。座ったら快適な電車の旅を楽しみます。エアコンが少し強いので上着があると安心です。コーヒーやお菓子の販売もあります。トイレも綺麗です。

新幹線から降りる

これは降りる駅でまちまちなので何とも言えません。ただ、駅から出るときに乗車券を要求されることがあるので捨てないように注意しましょう。大抵、パスポートがあればどうにかなります。

まとめ

中国で新幹線に乗るときは時間に余裕を持っていきましょう。最低でも新幹線の出発時間の30分前には行きましょう。私は1時間に行くようにしています。中国語しか通じない中国です。トラブルがあると何かと時間がかかります。春節など中国の長期休暇にバッティングした場合は2時間以上早く言っておくことを強くお勧めします。それでは楽しい鉄道旅を。

コメント