秘境、中国雲南省「虎跳峡」トレッキング1日目~麗江から橋頭~

虎跳峡
  1. 2015年8月8日

中国雲南省麗江にいます。

日本は夏、中国では秋なんですがやっぱり標高2400m、少し冷えますね。朝は上着一枚羽織ってないと寒いくらいです。

何でこんなところにいるかと言うと虎跳峡にトレッキングへ行くため。

 

事の発端は、友達から「冒険に行こうよ!」の電話。

私「休み何日あるの?」

友「…6日」

私「…」

私「ある!雲南に虎跳峡って言って3日くらいトレッキングができて、大自然味わえるとこがあるぞ!」

友「3日も歩くの。。。俺歩くの嫌いなんだけど。。」

私「雲南ってだけで秘境だし、日本人あまり行ってなさそうだし、何と言っても中国国内の50パーセント、世界でも25パーセントの動物が生息しててだな…、標高差3000mの谷って、見たことあるか?…、etc」

っと、まあ、誘われたのか、誘ったのかわからない状態で今、一緒に麗江で飲むヨーグルトを飲んでいるわけです。

麗江の飲むヨーグルト、ほんとに美味しいんです。ヤクのヨーグルトもあったり、種類もたくさん。

好きな一本探すのも旅の一つの思い出ですね。

1本8元也!

ん~、観光地価格。。

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ボッタくりだろうと関係ない!ミニバスチャーターで麗江から橋頭へ!

ですが、のんびりヨーグルトを飲んでいる場合ではないんです。

正直時間がないんです。6日で友人を日本に帰さないといけないんです。

既に日本→麗江で1日使ってます、あと5日。

時間無いからタクシーで、と思い古城エリアの外へ。

※古城エリア内は一般車入れません

ミニバス並んでますね~。

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試しに虎跳峡までいくらか聞くと400元…

高っ!!

長江第一湾とか観光入れるといくら?

400元!

友「一緒なら観光しながら行くか!」

私「ってオイ!時間無いんだよ。早く歩き始めようや。」

友「大丈夫だって」

どこからその自信がくるかわからないけど観光していくことになりました。まぁ、頑張って歩けばどうにかなるか。

 

■ミニバス

麗江→中虎跳峡 500元/1台 3時間

麗江→橋頭   300~400元/1台 2時間

※時期で値段が変わる

我々が行ったときはハイシーズンなんですと。麗江なんていつでもハイシーズンだろっ!とは思うのですが。

 

ハコ軽を少し大きくした6人乗りのミニバスに乗り込み、タバコを吸いながらきれいに舗装された片側3車線の道を進んでいきます。車内でもタバコを許してくれるところがステキ。ドライバーのおばちゃんも「私も吸うから!」とタバコの箱をカラカラと振って見せてくれます。が、結局、車の中では1本も吸わなかったですね。

 

次第に山道に入っていくとサイクリストがちらほら現れました。

 

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どこから来て どこまで行くんだろうか??すでに標高2600mとかです。すごいわ。。

この先でも何台も自転車を抜いていきます。ドライバーのおばちゃん、鬼の半クラッチでブオンブオン音鳴らしながら追い抜いて行く。

途中には高速道路の向こうに麗江の町が見えます。

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山を登り切り進んでいると道の脇を1列になって乗馬した人たちが歩いていました。

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聞くと、近くに湿地があり、そこから乗馬してグルッと回れるらしい。

行くか?と聞かれれば答えは決まっている。 行く。

 

前撮り観光スポット-拉市海湿地公園

中国の観光名所はよく結婚式の前撮りの撮影地によく使われます。

例えば、北京の天壇。

ポプラの綿毛のちらつく中、カラードレスで歴史的建造物をバックに撮ると何とも言えない過去と今とがいい塩梅で融合された写真になるのです。

ここ拉市海湿地公園も前に漏れず、前撮り真っ最中でした。やはりウェディングドレスを着た女性は綺麗ですね。

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高台でパシャリ

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船の上でパシャリ

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馬に乗りながらパシャリ

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馬っ!? ドレスぐちゃぐちゃですやん! 場所が変われば内容も変わるんですねぇ。

 

拉市海湿地公園は地球の歩き方には載っていないですが、遠くの山まで見渡せる景色が広くて、天気のいい日に散歩するのにはもってこいの場所です。芝生には馬のうんこがいっぱいなので、気になる人は注意しましょうね。

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あとは船に乗りながらバードウォッチング、本命の乗馬が楽しめます。 結構な距離を馬に乗って歩けるようですが高いし、虎跳峡でも乗れるし、やめました。

■拉市海湿地公園

公園内のみの入場料 40元/人

麗江から約1時間

 

歴史を感じずにはいられない、初めて長江が曲がった場所-石鼓長江第一湾

ここまではほぼ北から南へと流れていた金沙江は、麗江市玉竜ナシ族自治県石鼓鎮において流路をほぼ反転させ、南から北へと流れるようになる。この大蛇行は長江第一湾と呼ばれ、観光名所となっている。

(引用:Wikipediaより)

 

ここで金沙江(長江の上流の名前)が北に進路を変えたため、今の中国が出来たのは言うまでもありません。

ここで曲がったから上海へ抜ける大河になったのです。

曲がったから長江文明が生まれ、稲作が発展して、ジャポニカ米ができ、それが日本へ伝わることとなります。

今のコシヒカリは長江第一湾で長江が曲がらなかったら食べれていなかったかもしれないのです。

おにぎりの味を思い出して感慨に浸ってしまいます。

 

曲がったところの頂点にあたるところに石碑があります。ここからだとこんな感じです。

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写真では伝わらないけど川が曲がっているくらいにしか見えません。

本当に長江第一湾の曲がり具合を上から見ようとすると、高台から見ないといけません。

長江第一湾の石碑のあるところから数分いったところに一湾飯店という食堂があります。そこから裏山に登ることができますが、、ここボッタクリに料金取られます。

登るのに一人20元!!

ここで飯食べるからタダにして、、、ダメ。

取りあえず一緒に歩きながら値段交渉。3人で30元でどう?

数字並べまくりましたがおじいさん商売人ですね。

仕方ないので言い値で登りました。

それなりに整備されています。

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それなりに急です。滑りやすいところはありますが道は迷うことはないです。

徐々に高度を上げていきます。

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上からの景色がこれ。

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ものすごいヘアピンしてます。上から見ると曲がり具合がよくわかりますね。

コシヒカリ、ジャポニカ米の味を思い出さずにはいられません。

 

■長江第一湾

石碑のところ 無料

高台(一湾飯店) 20元/人

 

橋頭の宿は1泊20元から!虎跳峡トレッキングの前泊は橋頭で!

ドライバーには虎跳峡でトレッキングをすること、橋頭までの片道でいいこと、を伝えていたので橋頭の虎跳峡ゲートの前で下してもらいました。

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帰りはゲートの向かいの道で麗江の文字のあるバスを止めれば帰れるとのこと。

時間はすでに17時前。

今日中にトレッキングの最初にある宿、ナシゲストハウスまで行こうと思ってましたが諦めます。

インフォメーションで宿はあるか聞くと来た方向を指さされ、たくさんあると。橋頭の通りを戻るとありますね。

ゲートの斜め向かいに20元の文字。

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入ってみます。

地下に部屋があり、しけった布団がのったベッドがいくつか。

トイレは個室、シャワーは便器の真上に付いているタイプ。便器と言っても溝ですがねww

お湯は、最近太陽が出ていないから出るかわからないが水は出るとのこと。

私は20元ならいいかと思いましたが周りから反対され却下。もう少し歩くと、酒店の文字。ホテルです。

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部屋はきれい、お湯も満足なほど出ます。

何と言っても宿の子がシャイでかわいい。

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インフォメーションの隣のスーパーでトレッキングの買出しを済ませます。

この宿は食堂も営んでおり、このあたりの名物を食べたいと聞くと近所で採れたキノコがあるという。よくわからないから見せてと頼んだら見せてくれました。

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そして中華風マッシュルームの炒め物が出てきました。

わけのわからないキノコ美味しい。

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明日に向けて早めに床に付きます。

 

■峡谷王酒店

150元/部屋

ディスカウントしてもらって125元

デポジットで50元要求されますがしっかり返ってきます

 

1日かけて観光しながらやっと入口まで到着する

10:30 麗江出発

11:30 拉市海湿地公園着

13:00 拉市海湿地公園発

↓   タルチョのある寺に寄る

13:40 長江第一湾の石碑

14:00 一湾飯店着

15:00 一湾飯店発

16:45 虎跳峡ゲート

 

まったく急いでいませんね。

 

おまけ

タルチョの寺に寄ったのですがここがとても綺麗でした。

すいません、名前は覚えていません。

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