トレッキングスタートです。
今日の目標は茶馬ゲストハウス、4時間くらいのコースです。
虎跳峡のゲートをくぐってもただの道、少し歩いて山道へ
まずは虎跳峡のチケットをインフォメーションで購入します。1人65元!!高い!!
ですが、このチケットは虎跳峡を抜けて奥まで入った場合、帰り道にも使うことがあるので無くさないようにしましょう。ちなみにインフォメーションは8時から開いています。
公安のいるゲートを通ると程なく小学校が見えてきます。隣の道を通過していきます。
この先から道が分岐しているますが、近くの人に「ナシゲストハウス?」と聞けば教えてくれます。
看板もたっているので見落とさないように注意して行きましょう。
車が通れるしっかりした道です。未舗装の広い道を歩くのは飽きてきます。。。雨の中、重い荷物持ってただの散歩です。しかし、確実に高度を上げています。その証拠に宿泊していた橋頭で流れていた川が金沙江に合流している姿を見ることができます。
インフォメーションを出発して1時間ほどで小屋が出てきます。屋根があり休むにはもってこいです。
手前には便所もあるのでここで済ませておくと野グソのリスクは格段に減るでしょうww 男女も別々で割と清潔です。村の人が掃除してくれているのでしょうか??感謝感謝です。
ですが、トイレは溝。。ここは見なかったことにしておきます。
小屋から数分歩くと登山道の入口があります。
いよいよ登山のスタートです!!
結構な勾配の坂を登っていきます。2足歩行で余裕でいけるレベルですが、岩やぬかるみなど、雨が降っていると滑りやすいので注意して登っていきます。
道は岩にときどきマーキングされているので迷う心配はありません。
売店もあります。気のいいナシ族の人が水やちょっとしたお菓子を売っています。暑い時期でも水の確保は可能です。
開けたところから樹林帯に入ります。樹林帯で標高2300mくらい、金沙江がかなり下に見えてます。平坦な歩きやすい道です。どしどし進んで行きましょう。目を落とすと小さい花やシャクナゲなんかも咲いているので愛でながら歩くと楽しさ倍増ですね。ここは中国でも有数の植物種類を誇るエリアです。珍しい植物が見られるかもしれません。
バラも咲いています。よく見ると造花。周りの景色と不釣り合いすぎて逆に目立ちます。しかし、人工物があるというのは不思議と落ち着きます。そう、ここは人がいる所です。
陽気なナシ族のおばちゃんにも出会えるかもしれません。籠からいろいろ出てくるので少し異文化交流してみましょう。ここでストックと言う名の竹の棒を入手できます。
ナシG.H.で無料ハーブティーと激ウマチャーハンでエナジー補給
樹林帯を抜けると村が見えてきます。この村に第1の目標の”ナシゲストハウス”があります。休憩までもう少しです。村ではまだ馬が日常的に歩いています。さすがは茶馬街道です。と、言うより車が通れないから馬使っているのか??わかりません。とにかくのどかです。
登山口の小屋から2時間半、”ナシゲストハウス”に到着です。ここで昼食を食べます。大盛りチャーハン美味しいです。ハーブティーも無料で飲めるので冷えた体も、汗だくの私もホッと一息付くことができます。なんと言っても、ここから虎跳峡で一番きつい登り「28曲り道」に入っていくのです!! しっかり、エナジーを補給しておきましょう。
エナジーを補給して道に出ると馬が待機しています。エナジー補給いらんやん!と思うかもしれません。
ですがエナジー補給は必要です。
なぜかって、馬、高いんです!頂上まで200元!←吹っかけ料金です、150元まで下がりました。それでも高いです。
が、友人は速攻で馬に飛び乗っていました。中国元の手持ちが少なくてアメリカドルでなんとか交渉して馬を借りていました。荷物は手綱を握るおっちゃんが担いでくれます。急な坂道も馬が運んでくれるので体力のない人も頂上まで行くことができます。馬に乗ることの最大の魅力は馬に乗っている分、普段より高い目線が手に入ることだと思います。乗馬すると景色が変わるのでそれを楽しむのも一つです。
ナシゲストハウスまでは車でも来ることができます。虎跳峡のゲートのところでタクシーやバンに声をかけると乗せていってもらえます。時間のない人や体力に自信の無い方はこっちの方がいいかもしれません。私は次に来るときはナシゲストハウスまで車を使いたいです。
鬼の上り坂「28曲り道」!たどり着いた先は…
“ナシゲストハウス”から1時間ほどで「28曲り道」のスタート地点に着きます。ここには売店もあります。
「28曲り道」は登山道です。一気に標高を上げていきます。花木もあり、景色がみるみる内に変わっていくので大変ですが雄大な自然を感じることができます。
「28曲り道」スタートから1時間くらいで頂上に到着します。標高2600m。ここにも売店があり、サフランとか薬草、レッドブル、水等が購入可能です。
その先に展望の良いところがあるのですが10元とられます。写真を撮らないならタダで行けます。ここまで来たら行くしかありません。展望は素晴らしいです。金沙江が細く谷間を流れていることがよくわかります。写真はこんな感じ。このポイントはおばちゃんにことわって先まで行かないと金沙江や谷間のパノラマが見られない仕組みとなっています。非常にうまく作ってあるのです。
金沙江を眼下に茶馬ゲストハウスまで行く
虎跳峡の難所を過ぎたらあとは今日の宿、茶馬ゲストハウスまでもうひと頑張りです。対面にそびえ立つ雪山を右目に、下には金沙江を見下ろしながら進んでいきます。ここまで来るともうすごいです。距離感がチンプンカンプン。景色が大きすぎて頭がついて行きません。コンクリートジャングルに囲われて、狭い空を見上げて過ごしていた私には全てが大きすぎます。デカすぎて広角全開でも収まりませんでした。
途中、上虎跳峡も下の方に見えます。こちらもズーム全開でも車が小さいです。
あとは歩きやすい道を進んでいくと到着です。
茶馬ゲストハウスのテラスからの景色が絶景なのですが、、残念ながら曇り、と言うより雨。。。仕方ないので早めの夕食にします。チャーハンとキクラゲと豚肉炒め、鳥とピーナッツ炒めを食します。チャーハンはどこで食べても抜群の安定感をもって美味しいので助かります。値段は少し高めのチャーハン12元、キクラゲ豚肉炒め30元、鳥とピーナッツ炒め30元。。ドミトリーは私たちだけで快適に過ごせました。シャワーは外ですがお湯もでます。必要十分と言ったところです。
■茶馬ゲストハウス
個室:180元/部屋
ドミトリー:40元/人
今日のおさらい
8:00 インフォメーション
↓
9:00 小屋休憩
↓
11:30 ナシゲストハウス着
昼食
12:40 ナシゲストハウス発
↓
13:30 28曲り道スタート
↓
14:30 頂上着
↓
16:30 茶馬ゲストハウス着
コースタイムの倍の時間をかけて歩いています。写真を撮りながらのんびり歩いてきました。せっかくここまで来たのでダイナミックな景色を楽しみながら歩くのが1番です。
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