弾丸桂林旅行 3日間で何する?Day1~感動はそこにあった龍勝棚田~

海外編

中国は桂林に行ってみました。
深センから桂林まで新幹線で3時間半と手軽に行ける歴史のある一大観光地。新型コロナの影響が心配でしたが健康登録ができれば全体的に観光することは可能でした。今回の旅の予定は3日間。どこまでいけるか?1日使える真ん中の日に有名な桂林の川下りを予定してるだけのノープラン旅行。
初日は出発前に見た龍勝棚田というところが面白そうだったので目的地に決定。情報が少なかったので桂林北駅からの行きはタクシー、ホテルのある桂林市内への帰りはあるのかわからないけどバスと決めました。さぁ、出発です。

外国人は新感線に乗るのが大変


朝一の新幹線を予約してたので6時過ぎに深圳北駅に来て、新幹線の切符を引き換えます。


中国で外国人は無人券売機で切符の引き換えが出来ないので注意しましょう。外人は有人のカウンターに行かないといけません。有人のカウンターは購入済みの切符の変更、取消、購入もやっているので繁忙期はすごい人が並びます。カウンターもそれぞれ分かれているので間違えないように並びます。なので、時間に余裕を持っていくようにしてます。最悪、ギリギリになってしまった場合は”急いでいるから” と言って謝りながらグイグイ前に行きます。たまに怒られますが、だいたい許してくれます。このあたりは中国の懐の大きさだと思います。もちろん、逆に抜かれることもあるので持ちつ持たれつで優しく譲ってあげます。


話が脱線しました。早く着いたせいか有人カウンターは全然人がいなかったです。パスポートと予約番号(携帯のスクリーンショット)を窓口から渡すと個人確認をしてくれて切符を付けて返してくれます。


無事、切符に引換えも終わり、駅に入ります。駅に入る時も個人チェックが入ります。こっちも、外人は自動ゲートが使えません。有人ゲートへ行きます。ゲートの入り口のところを見ていくと自動や有人と書いてあるのでわかります。開いていた有人ゲートは1つしかありませんでした。ここでも並ぶので時間に余裕を持っていかないといけないのです。日本みたいに予約してあれば5分、10分前にいればいいと言うことがないので注意しないといけないです。


その後、セキュリティチェックを受けてやっと駅舎に入れます。今度は新幹線はホームに降りるゲートでも切符とIDのチェックがあるので早めに行きましょう。


ここまでで何が言いたかったかというと、中国で鉄道を使う時、外人はめちゃくちゃ面倒なので早めに行きましょう、という事です。遅れても電車は待っててくれません。


新幹線に乗ってしまえばこっちのものです。中国の新幹線は完全指定席で必ず座れます。ただ、自分の席に知らない中国人が座ってることは多々あります。それはカップルや家族で近くの席がいいからと言う理由が多いためです。なので、先に座ってる人がもともと予約していた席を教えてもらってそこに座れば大丈夫です。抜き取りで車掌が切符のチェックをしますが席まで見られることはなく、切符を持っていれば問題ありません。予約した席が良ければ言えば退いてくれます。座ったら快適な電車の旅を楽しみます。エアコンが少し強いので上着があると安心です。コーヒーやお菓子の販売もあります。トイレも綺麗です。


桂林到着の15分くらい前から、桂林らしい岩山が見える様になってきました。いよいよ、桂林だと思っていたところトンネルを抜けると平地。。何かイメージと違います。そのまま桂林北駅に到着。定刻通りでした。やるな中国!流れに沿って駅を出ます。新型コロナの影響で人が少ないと思いきや、メッチャ人いるやん!外に出ると、さすがに観光地だけあってタクシーの呼び込みが多いです。

いざ、龍勝棚田へ!


目的の龍勝棚田へ行きたいと言うとタクシーは軒並み350元や400元と言います。配車アプリで調べてみると230元くらいです。繁忙期はこのくらいの金額でも乗る人がいるのでしょう。何台か粘って260元で成立。聞くと1時間くらいで着くと。話していると、去年のこの時期は渋滞が酷くて1.5時間はかかっていたと。通常の時期はそのくらい見ておいた方がいいのかもしれません。タクシーは130km/hで高速をぶっ飛ばして行きます。遅い車がいるとクラクションを鳴らしっぱなしで、移動時間を短くしようと努力してくれる信頼の置けるドライバーでした。そして桂林北駅から渋滞もほとんど無く1時間で龍勝棚田のチケットセンターへ到着しました。メーターも回してもらっていたので見てみると248元。さすがにいいとこを狙ってます。渋滞あれば赤字だね。

12時に着いたので本場桂林米粉を食べてみます。さすが、どこでもある桂林米粉!同んなじ味でした!中国人に聞くと、ここのは美味しいと言っているので違いがあるのでしょう。私はそのレベルには達していませんでした。1椀15元でスープ有無が選べます。食べたのは汁なしです。

近くの売店で荷物を預かってくれます。龍勝棚田はトレッキングで上まで歩くことが出来るので、身軽に行きたい人はいいサービスですよね。コインロッカーみたいに利用できます。いろんなところに同じサービスがあって、私もよく利用しています。最初は不安でしたが物が無くなったことはないです。聞いてみて預かってくれれば預けます。10元〜20元くらい取られることもあるので事前に確認しておきましょう。


おばちゃんたちの話だとやっと今日から人が来ていると。新型コロナで全然人が来なかったと言ってました。中国で流行って3ヶ月、やっと人が動けるようになってきたと、ちょっと感慨深く思ってしまいました。


チケットセンターに行ってみると、チケットは駐車場にあるところで購入しろと言うので行くと売ってました。検温とQRコードを読んで滞在登録します。70元の入場料を払います。山の上に登るバスが有ると聞いていたので探しましたがわかりません。駐車場の端にいた係りの人に聞いてみると、ここで待ってて、来たら呼んであげるよ、と。基本的にみんな親切なんです。


黄色のオンボロバスが来て乗り込みました。席はいっぱいだったので立ったまま。10分くらいで降りるひとがいるからと言ってました。12:40にバスに乗って棚田のある山の中に入っていきます。くねくねした綺麗な道を進んでいきます。しだいに地元の人を何人かおろして、道は川沿いの崖を行きます。時々、シダの群生があることから地滑りが多いことを物語ってます。この公共のバスは地元の人も使っています。ヤオ族の髪の長いおばあちゃんたちも民族衣装で乗ってました。日常的に民族衣装を着ているのにちょっと嬉しくなります。しかし、若い子達は洋服でした。時代の移ろいを感じます。1時間ほど行ったところでチケットのチェックポイントがあって観光客のみスタンプを押されていきます。そこから10分ほどでケーブルカー乗り場に到着しました。

ここでも防疫登録をして、チケットを買います。往復100元。ケーブルカー乗り場に行ってみると、地面に4人分の立つ位置のマークがあります。乗り方も左手でバーを持って乗り込めと説明があります。何でだと思ってましたが理由はすぐにわかりました。ケーブルカーのスピードがものすごく早かったです。このくらい間隔を空けてないと乗れません。日本みたいに乗り降りするところは少し遅くするなんて気の効いたことは中国はやりません。

ケーブルカーは速度を変えずに高度を上げて行きます。棚田が見えてきましたが、それほど目を見張るものではなく、こんなもんか思っていました。さらに進んで一山越えると、壮大な棚田が姿を現しました。曇ってて遠くまで見えなかったですが斜面に幅の狭い田んぼが作られています。何百年前から作ってきたかわからないですが、人ってスゴイなーって思います。農機の入らない斜面を耕して維持してる人たちに頭が下がります。


約20分の空中散歩が終わり、山頂に到着です。近くでは傘やカッパが売ってました。ケーブルカーの建物を出て、左に行くと展望台があると書いてあったので行ってみます。道は2本あって上の道は屋根のある休憩所が繋がった道下の道は売店がある道です。ちなみに最後は合流します。どちらも景色は見れますが下の道のほうが展望が開けてそうなのでそっちを行きました。景色が見れる柵のところには防疫の注意看板。まだ油断はできませんね。


しばらくして雨が降ってきて、棚田の景色はガスに覆われ見れなくなりました。まぁ、自然の事なので仕方ないです。


近くの棚田を眺めて帰ろうかと思っていたところ、ガスが切れ、眺望が開けて来ました!!写真ではわかりにくいですが遠くの山も棚田になってます。棚田エリアの広さに圧倒されます。近くにいた人は晴れてる日よりも綺麗と言ってました。着いた時はどうなるかと思いましたが満足満足。

帰りのバスの時間があるので帰路を急ぎます。展望台からケーブルカーまでは歩いて10分ほどです。ケーブルカー乗り場の入り口の方には民宿もあります。こんな所で数日暮らすのはのんびり出来ていいなと思います。ここはケーブルカーを使わなくても歩いてこれます。トレックングをしながら村の暮らしを味わって、昼から景色を眺めながら読書とか贅沢な時間を過ごしたいものです。


ケーブルカーに乗って下ります。山頂の滞在時間は1.5時間。短かったですがなかなか満足出来るところでした。今度来ることがあればトレッキングしながら上に行きたいですね。


ケーブルカーを降りて、16時のバスになんとか間に合いました。定期バスの後ろに桂林行きのバスもありました。そんなバスがあるなんて知らなかったのでラッキーでした。桂林まで25元。安い。


荷物を入口に預けているので寄ってもらえるか聞くと、大丈夫と言うので乗りました。途中で預けていた荷物をピックアップして桂林へ2時間半で到着しました。到着したところは桂林駅の近くです。香江大飯店と言うホテルの隣でした。新型コロナの影響で外人が唯一泊まれるホテルです。今から泊まるホテルです。と言う事でチェックインしました。


チェックインするまでが大変でした。2週間以上中国にいる事の証明(専用のアプリを見せるだけ)、1番最近中国に入国した日のコピー、日本から中国に戻った日にちなどを説明します。政府に申請するからとパスポートを回収されました。夜には返せるとのこと。荷物を置いて晩ご飯を食べに街をふらつきます。

晩御飯は桂林名産ビール魚

その前に明日の川下りツアーを探して見ます。自力で行こうと思ってましたがツアー代金50%オフの看板を見つけて入ってしまいました。聞くと客がいないから安くしていると。漓江游の竹筏付きのツアーを480元から300元にしてくれるといいます。半額じゃないじゃないかと言いましたが断られたと。。300元で手を打ちました。まぁ、そこからが大変。外国人は問題ないか、なんとかの証明はあるかなど確認するから時間をくれと。健康登録が緑色だから大丈夫だと見せると、案外すんなりオッケーとなりました。ただ、ツアー中は日本人ということは黙っていてくれと。他の人たちを刺激したくないと言っています。今の日本の状況や海外から戻ってきた人たちが新型コロナに感染していたニュースをよくやっている中国の状況では懸命な判断だと思います。予約書をもらってご飯を食べに行きます。


桂林はビール魚やビール鴨というビールで煮た料理が有名らしいので啤酒鱼が食べれるお店を探します。後でわかりましたが啤酒鱼や啤酒鸭は広西菜のお店ならだいたいありました。そんな有名だったんですね。


ホテルの近くの漓江渔火对锅缘と言う広西料理店へ行きました。お客さんは3組で半分くらい埋まっているくらいです。ビール魚を頼みました。川魚ですが臭みなどなく、美味しかったです。聞くと桂林の魚で中国で食べる川魚では珍しく小骨のない魚でした。68元とまぁまぁリーズナブル。ビールはこの辺の地ビールでした。アルコールが弱くちょっと辛い料理を食べるにはジュースみたいに飲めるのでちょうどいいです。1本5元だったのでついつい沢山飲んでしまいます。


ホテルでパスポートを受取、今日の一番の心配事の寝る場所が確保できるかが解決しました。ダメだったらスパか按摩に頼み込んで泊まる予定でした。泊まれて良かった。スパなどは日本の健康ランドのようになっている所があって簡易宿泊も出来ます。そこを探すのが至難の業ですが聞けば多分探せます。


漓江渔火对锅缘,★★★★☆,火车南站 广西菜,中山南路25号桂林银行旁 http://m.dianping.com/appshare/shop/623544821
営業時間 10:00〜22:00
店の中でタバコが吸えます。そのような昔ながらのお店です。種類を食べてないですが味は美味しかったです。辛いものが苦手なので啤酒鱼は微辣(ウェイラー)にしてちょうどいいくらい。辛さは選べます。お店の人も愛想がよかったです。


香江大飯店(Hong Kong Hotels) 
Ctripから予約
2泊で347元。施設は古いですが、清潔感があるのとスタッフの対応もよく値段の割にいいホテルでした。普段はもっと高いと思います。部屋はこんな感じ。


おまけ

龍勝棚田の入り口にあったケンタッキー(KFC) のパクリ。カーネル風の人、いい顔してますね。悪気なし。中国はKFCはいっぱいあるのですが偽物は初めて見ました。

明日はハイライトの漓江游です。続く。

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