【香港トレッキング】マクリホーストレイル8~香港最高峰を行く、しかし三角点は踏めない~

マクリホーストレイル

日時:2019年2月17日
歩いたセクション:マクリホーストレイルセクション8逆走
時間:スタート10:00 ゴール13:30 合計3.5時間
行き方:MTR荃湾駅A出口から左、階段を上がったバス停で錦田行き51番の郊野公園で下車※マクリホーストレイル9の行き方
総移動距離:12㎞
スタイル:ライトハイク



マクリホーストレイルセクション8は香港の最高峰大帽山(Tai Mo Shan)957mを抜けるコースです。
ただ、マクリホーストレイル8のスタート地点が鉛礦坳 (Lead Mine Pass)という山中から始まるため今回はアクセスのいいマクリホーストレイル9から逆走しました。
鉛礦坳 (Lead Mine Pass)へ行くためにはマクリホーストレイル7とウィルソントレイル7のスタート城門水塘から歩くか、大埔(タイポー)からウィルソントレイル7を逆走するかの選択肢しかなく、アクセスがすべて登りになるので基本下りで終われるルートを選びました。
マクリホーストレイルを順番に行きたい方はマクリホーストレイルの7番と8番をセットで行くと1日で終われるのでそっちの方がいいです。

郊野公園から始まります。
バス停の裏から入ります。
反対側には大きな看板があってマクリホーストレイル9の入り口。

少し行くとマクリホーストレイルの地図があります。
今回はマクリホーストレイルセクション8を逆走します。

コースをしばらく進むと巨大なお墓があります。
ホントに大きい。
昔の富豪さんのお墓でしょうか?
斜面にならうようにキレイな形をしています。
日本でも沖縄などの南方に多い亀甲墓と同じ形状をしています。
南方の風を感じます。
亀甲墓は亀の甲羅状の屋根に覆われたお墓を指します。
この形は女性の子宮を模していると言われており、死んだら生前の母の胎内に戻るという意味なのでしょうかね。
前庭が広いのも晴明祭でお墓詣りをするときにそこで宴会をするからなんだとか。
ここ香港でも同時期に晴明節というのがあってみんなお墓詣りに出かけます。
もともと中国の文化なので伝来していても不思議ではないですがこの時代まで他の文化に侵されずの残っているのが深いです。
話は逸れましたがここの大きいお墓は非常に形といい、大きさといい印象に残るお墓でした。

歩幅の狭い階段を上がっていくと大帽山郊野公園遊客中心のトイレに出ます。

小さなアップダウンを繰り返して標高を上げていきます。
遠くにビル群が見えてきます。

締まった土道を行きます。
ガスっていて展望はよくなかったです。

少し行くとピクニックサイトがあります。
香港はトレイルの途中にピクニックサイトやキャンプ場が点在しています。
整地されているし、ベンチや机も置いてあるので非常に快適です。
が、どこを探しても水場がありません。
みんなキャンプしてる人水はどうしてるんだろう。


そこから舗装路に入ります。
一般車は入れないので安全です。
時々に管理局の人が車でゆっくり走っていくくらいです。


この先も舗装路が右に左に蛇行しながら続きます。
天気が良ければ景色がすごい良いはずなんですが、、
今日は生憎の天気。
なんといっても香港で一番高い山に登っているですからね。
立ち木も少ないので遠くまで見渡せるはずです。

ガスがどんどんひどくなっていきました。
メガネが曇る。
道すがら水場があります。

だらだらと舗装路を歩いてきたわけですが、展望もなくなんも面白くなかった。
そして到着しました。
香港の最高地点。
大帽山(Tai Mo Shan)957m。
ガスで何も見えない。
そして残念ながら大帽山の頂上(三角点)は踏めません。
施設の中にあって入ることができないのです。
いつもは締まっているゲートが開いてたのでしれっと入ってみましたがやっぱり止められました。
悪いことはしたらだめです。

草原の土道に入って行きます。
土が締まりすぎているので滑らないよに歩いて行きましょう。

しだいに大きい岩が出てきます。
岩と岩の間に道が何本も走っています。
どの道を行っても最後は同じ道に合流するので人とすれ違わないように適当な道を進みましょう。

というか、岩デカすぎ。
気を付けていきましょう。
香港の整備されすぎたトレイルの中でもアドベンチャラスなゾーンです。

時々、牛もいます。
視界が効かないので大きい物体がいるのはわかるのですが、突然はっきりするとやっぱりびっくりします。

岩が小さくなってきます。
ここまでくるとマクリホーストレイルセクション7のゴール、セクション8の順送のスタート地点、鉛礦坳 (Lead Mine Pass)の東屋までもうすぐです。

あとはダーっと下るとステージの区切りのアーチが見えてきます。

これをくぐって鉛礦坳 (Lead Mine Pass)の東屋に出ます。
マクリホーストレイル7でも同じですがここで終わるのでウィルソントレイルの方向に山を下りて大埔(タイポー)へ向かいます。
行き方はトイレの奥を進みます。
ここからは300mを2㎞弱で下る道です。
足元に注意しながら下りましょう。
テンポよくいくとほんとにすぐに下りれます。
山道を下りきるとアスファルトの道に出て道なりに行きます。
三叉路に休憩小屋が見えてきたらどちらに行ってもいいのですが橋を渡り、住宅街に出ます。
さらにまっすぐ行くと、ミニバスのバス停に出ます。


天気がよければ森林浴を楽しみながら草原歩き、アドベンチャラスな岩場歩き(ホントちょこっとだけど)、曲がりくねったオンロードから見渡す遠望とか見れて時間的にもちょうどいいコースなんですが今日はあいにくの天気でした。
日影が少ないので日傘や帽子を持っていくのがいいです。
マクリホーストレイル8はセクション7と合わせて歩くのをお勧めします。
エスケープルートのアクセスが悪すぎます。
鉛礦坳 (Lead Mine Pass)から公共機関まで出るのに1時間ほどかかります。
合わせて17㎞くらいですが1日あれば十分だと思います。
マクリホース7で針山の急登、草山の草原歩きを楽しんだあと、マクリホース8に入って最高峰の大帽山(Tai Mo Shan)957mを超えて、ゆっくりとオンロードを歩き、景色を楽しむ。
なんてどうでしょうか?

持ち物はコチラ↓

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