【香港トレッキング】香港トレイル5,6,7~湾仔のビル群を見下ろして、引水道

香港トレイル

日時:2019年4月21日
歩いたセクション:香港トレイルセクション5,6,7
時間:スタート9:00 ゴール13:00 合計4時間
行き方:MTR金鐘(アドミラルティ)C1出口から6番か66番赤柱行きのバスで黄泥涌水塘公園(Wong Nai Chung Reservoir Park)で下車
総移動距離:14.5㎞
スタイル:ライトハイク



香港トレイルセクション5はウィルソントレイルセクション2と同じなので下記の記事を参照ください。


香港トレイルセクション5は簡単に書いていきます。
しかし、香港トレイルセクション5は山を2つ越えるので結構大変なので頑張っていきましょう。

MTR金鐘(アドミラルティ)C1出口から66番赤柱行きのバスで黄泥涌水塘公園で下車しました。
下りると正面にガソリンスタントがあります。
バスの来た進行方向に陸橋が見えます。
ガソリンスタンドを過ぎると階段があるのでそれを登ると陸橋の上へ出ることができます。
陸橋に出たら左へ。
ベンチのある休憩所があるので今から行く山行の準備を整えます。
朝ご飯とサプリメントを摂取してエナジー補給を行います。
舗装道路を道なりに進んでいくと左手に香港トレイルとウィルソントレイルの入り口があります。

すぐに登りがはじまります。
標高を上げていきましょう。
途中、オズボーンの記念碑というのがあります。
オズボーンさん、戦争の英雄ですという石碑です。

登って行って振り返ると深水灣(ディープウォーターベイ)と陽明山荘が見えます。
天気が良ければ青い海がキレイなのですが、まぁ天気のことは文句言っても仕方ないですね。

まだまだ上ります。
稜線にでて、進んでいくと、渣甸山(Jardine’s Lookout)山頂433mに到着です。


頂上を過ぎて採石場まで下っていきます。

そのあと登り返して畢拿山(Mount Butler)436mへ上ります。
この途中でウィルソントレイルとは別れて香港トレイルは東へ進み、畢拿山の頂上へ行きます。
分岐を大風坳の方へ。

畢拿山の頂上には展望台があってそこから見える山容の説明がありました。
いや~、一面ガス。
看板を見ながら想像するしかないですね~。
正面にはダムがあるんですね~。
なんも見えないので地図アプリでこんな位置関係かとみてみます。


階段を下って大風坳を目指します。

大風坳の三叉路に到着すると香港トレイルセクション5は終了です。
エスケープルートは少し遠いし、セクション6(4.5㎞、1.5時間)は短いので一緒に歩きましょう。
セクション6はダムを渡って香港島の深い森を歩きます。

標高を下げたせいかガスがなくり展望が見れるようになりました。
陽明山荘、やっぱり大きいです。
天気がよければな~とは思いますが仕方なし。

さらに下っていくと山の中腹に大潭篤水塘(Tai Tam Tuk Reservoir)というダムが見えてきます。
3段に連なるダムの一番上のダムです。

ダムの上を通っていきます。
日本にいたらダムの上を通るなんてことはそうそうないのでちょっとテンション上がりますね。
4月から雨が多くなるのですがそれまでは雨が少ないので水量は少なかったです。
枯れ葉や枝などがたまっていました。
夏場だと水がたくさんあってきれいなのですが時期的に仕方ないですね。


ダムを上からのぞいてみると魚がたくさんいました。
写真だと全然わかんないですね。
ですがウグイみたいな魚がいっぱいいます。
引水道でいろんな川が遮断されている香港の中で生き物がたくさんいる光景はちょっとうれしいです。
枯れ葉とか落とすと魚が寄ってきます。


ダムを過ぎて山道に入っていきます。
歩きやすい土道を進みます。
雨の後なのか道はぬかるんでいました。

森を抜けると大潭道に出て香港トレイルセクション6は終了です。
ここからバスで西灣へ行けます。

私は道を渡ってセクション7へ突入します。
セクション7は引水道に沿って歩く趣に欠けたコースですが引水道に流れ落ちる滝や最後の方で海へ出られるので楽しみを見つければそれなりに楽しめるコースです。
距離は7.5㎞と少し長いですが高低差がないのでハイキング気分で行きましょう。
ダムに水を送るための引水道があります。
ここのは幅が大きいですね。
これだけコンクリートで護岸されていると生き物も住めないのでちょっとなぁと思います。
川から水が流れているのですが引水道に吸い込まれるようになっています。
引水道は山全体に張り巡らさられていて水がダムに注ぎ込みます。


まぁ、ずっと引水道の横のコンクリートの道ばかりで飽きてくるので花とか蝶とか写真を撮りながら行きました。
自然は近くにあるので普段気付かずに通り過ぎてしまうことにも目がとまりますね。

時々、木々が切れて景色が見れます。
さっきまで山の中にいたので海が近くになっていて驚きます。
海上にはクルーザーが浮いていました。
さすが香港、リッチだなぁ。
近くにいた小舟はウェイクボードやってました。

つまらない道ですが歩いて行くと滝がちらちらあります。
そして滝はそのまま引水道へ吸収されていきます。
滝の反対側に目をやると前は川だっただぞ!という痕跡が残ってます。
ん~、生活を考えると仕方ないと思いますがいろいろ考えちゃいますね。

引水道の道は続きます。

引水道の道が終わりになると海に出ることができます。
波も静かでいいビーチです。
休憩するには最高です。
海自体はそれほどきれいではないですが山の中をひたすら歩いてきた身としては開放感があって癒されます。
デカいリュックを背負った西洋人に声を掛けられ香港トレイルはどこだ?と聞かれたので来た道を教えときました。
セクション8から逆走して香港トレイルを走破するとのこと。
トレーニングやハードな散歩をしている人には良く会いますが大きい荷物を持って歩いている人には初めて会いました。

海を堪能した後は最後の登りの階段です。
短いですが結構疲れるので気合を入れていきます。
所々で休憩している人がたくさんいました。
景色は高度を上げていくので見渡せて気持ちいいです。


階段を登りきるとバス停があって帰れます。
時間的にはセクション8も行けますが今日はここでお終い。


2つの山を越えて香港島の深い森を抜けて海まで出る、香港島の自然を楽しんで山中に張り巡らされた引水道を肌で感じ自然を考えるコースでした。

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